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プテリハーバーの開発
ジョホルバル―シンガポール間の高速輸送システム(RTS)計画 その1
ジョホルバル―シンガポール間の高速輸送システム(RTS)計画 その2
メディカルハブ
CBD ジョホールバル中心地開発
フラッグシップB:ヌサジャヤ
フラッグシップC:ウェスタンゲート
フラッグシップD:イースタンゲート
ジョホールバル・セントラル駅周辺の状況
フラッグシップE:セナイ・スクダイ地区
フラッグシップA:ジョホールバルシティー
CBD ジョホールバル中心地開発
■イスカンダル計画
ジョホール州南部のイスカンダル地域では、シンガポール国土の約3倍に相当する開発面積を対象に、
ハイテク工業団地に加え、金融・行政・教育・医療・住宅・アミューズメントを含む一大総合開発が進んでいます。
地域内の人口は、2006年の140万人から2025年には300万人に増加し、
同時に域内国内総生産(GDP)は200億円から930億円と年率8%の伸びで成長すると予想されています。
イスカンダル地域開発庁によると2012年までの累計投資額はRM875.6億(約2兆3,000億円)に達しています。
イスカンダル計画では、A~Eの5つのフラッグシップ地域を設け、地域ごとに特色を持たせた開発を行っています。
A:ジョホールバルシティーセンター
マレーシア・ジョホール州の中心地ジョホールバルの旧市街に位置するエリアで、
シンガポールとを結ぶコーズウェイ橋があり、主要な玄関口となっています。
B:ヌサジャヤ
州政府・連邦政府移転事務所(コタイスカンダル)や、
有名大学・インターナショナルスクールを誘致するEdu City、病院等があります。
その他、ハイテク製造業や観光(レゴランド等)、バイオテクノロジーなどが主要な経済活動と言えます。
C:西ゲート開発
税制優遇のあるタンジュン・ペレパス港や大規模なコンテナがあり、地域物流の拠点をなる場所です。
その他、タンジュン・ビン発電所やラムサール条約による自然保護地域を有しています。
D:東ゲート
マレー半島南側の製造業ハブ地域でもあるパシルグダン工業団地を有する地域です。
パシルグダン港、タンジュンランサー港、タンジュンランサー産業団地などがあり、
電気・電子、化学、油脂化学、倉庫等の物流関係が主要な経済活動となります。
E:セナイ空港開発
ジョホールバルの国際空港、セナイ空港を有している地域です。
IT産業やショッピングセンターが立地しています。
空港サービス、IT産業、精密機械産業が主です。
■ジョホールバル中心地の開発
今回は、イスカンダル計画フラッグシップAに振り分けられている
ジョホールバルシティーセンターの開発状況をご紹介します。
近年、ジョホールバルは隣国シンガポールの急速な発展に伴い、
注目を集めるようになりました。
そんなシンガポールとジョホールバルはコーズウェイとセカンドリンクという橋でつながっています。
1923年に4年間の工事を経て開通したコーズウェイは、
1日に約6万台の車両が通過し、夕方・休日には渋滞が起こっています。
ジョホールバルとシンガポールを繋ぐコーズウェイ周辺のジョホールバル中心地は2025年には
世界規模の金融・ビジネスの中心街、観光地となります。
工事を行っている埋立地、そして既存の土地も大きく変貌を遂げる予定です。
■ウォーターフロント開発
1800年~2004年まで、ジョホールバルの中心街(現在のJalan Ah Wook)の中心にはSegget Riverというがありました。
経済成長の始まる前(1900年代初頭)には、沢山の海鮮物に恵まれ、市民の憩いの場ともなっていました。
(1900年代初頭のSegget River)
それから何十年もたったのち、国の経済発展と共に、ジョホールバルも急速な開発・発展をし、
工場などから出る汚水によって、水質汚染が深刻化していきました。
さらに大雨の日にはこの川が原因で洪水が度々発生。
水質汚染による悪臭と洪水被害が原因で、
2005年にマレーシア政府によって、コンクリートで埋め立てが行われました。
このイスカンダル計画によって、このSegget Riverがもう一度よみがえることとなります。
ジョホールバルの中心地に1.2kmの長さの川が通り、
美しいウォーターフロントシティーとして観光分野での売りになる予定です。
(開発後のSegget Riverイメージ画像)
モデルは数々のドラマや映画の舞台にもなっている韓国北部を流れる漢江と言われており、
人々の憩いの場として使用されます。
まさに現在、川のコンクリート除去作業を行っています。
さらにSegget River周辺の街並みも大きく変化します。
■CBD(中央ビジネス地区)埋立地
現在ジョホールバル州政府がジョホールバル海峡の埋め立てを行っています。
埋立地を含めたこの区域を「CBD」と呼び名を替え、
将来的には住所も変更されるだろうと言われています。
現在も工事は進められ、ジョホール海峡の埋め立て地は写真のように大きなバナーで覆われています。
バナーの隙間から工事の様子を伺うことができます。
現在の様子
2025年の完成イメージ画像
埋立地の面積はコーズウェイCBDエリアだけで38.23エーカー。
その他ジョホール海峡の東部と西部の海域合計5,214ヘクタールの埋め立て工事を進めています。
埋立地の使用用途
使用用途
面積
ウォーターフロントコマーシャル
17.48エーカー
公園
19.40エーカー
インフラ(道路等)
1.35エーカー
合計
38.25エーカー
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