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義務教育修了試験:IGCSEについて
 
 

 

マレーシアの殆どのインターナショナルスクールが、イギリス式の教育カリキュラムを採用しています。

イギリス式の教育では入学試験などはありませんが、16歳の時に受けるIGCSE(GCSE)はその後の大学入学までの学校(6th form)を決める重要な試験です。

そして高校最後の2年間を6th formで勉強し、18歳で受けるIBやAレベルなどの結果が大学入学を左右します。

 

ジョホールバルにあるインターナショナルスクールは6th formまである学校もありますが、有名大学進学を狙っているマルボロカレッジマレーシアやシンガポールの有名なインターナショナルスクールであるUWCのように、6th formまでの成績が良くないとそのまま上の学年に行けず、実質退学になってしまうこともあります。

逆に足切りをした分優秀な生徒を他のインターナショナルスクールから入れ、有名大学入学生徒数の実績を上げています。

ですので、マルボロカレッジマレーシアやUWCを希望している他の学校の生徒は、IGCSEで良い点を取り学校で優秀な成績を修めていれば、その学校に6th form(IBプログラム)から入ることが出来るかもしれません。

 

余談ですが、UWCの噂は上海にいた時からインターナショナルスクールの教育熱心な中国人のお母さん達から聞いていました。

上海にも幾つか世界の有名大学への進学実績がある優秀なインターナショナルスクールがありましたが、UWCはアジアで一番良いという評判でした。

 

ジョホールバルからUWCは通学圏内ですし、寮に入ることも出来ます。

 

GCSEやA-Levelなどの試験の成績は、大学での学位と同様に、生涯有効な資格とされ、一般には履歴書にも記載することとなっています。

 

IGCSEはGCSEと同じ試験ですが、イギリス以外の海外で受験するGCSEという事になります。ですので、GCSEの前にI(International)が付いています。

 

 

IGCSEの課程はYear10から始まり、Year11の5、6月と10、11月に試験が行われます。

Year10になった時点で、希望大学の学部など将来の進路に合わせて教科を選択します。

 

判定は、最上のA*(スター)から、A~G、そしてU までのグレードで表され、E までが合格です。6th form に進むためには、C 以上を5科目以上取得することが求められ、またAレベルで受験する科目は、IGCSEで優秀な成績を修めていることが望ましいとされています。

 

義務教育修了試験というだけあり、5歳~16歳の教育総決算の試験です。

英語が第二言語である日本人が良い結果を取るには、かなりの頑張りが必要になります。

 

このような試験等も考慮し、何歳からインターナショナルスクールに入れるかを決められるのが良いかと思います。