マレーシアに滞在する日本人は約2万1千人、ジョホールバルには約1千人の日本人が 短期滞在、長期滞在含めて住んでいます。 以前は駐在でジョホールバルに住むケースが多かったのですが、 近ごろはお子様の教育のための移住が増えています。 人気の理由は、次の理由が大きく占めています。 1.シンガポールに近い 2.アジアと欧米をつなげる教育ハブに注目 3.留学費用が他の国に比べて抑えられる 4.日本人が首都のクアラルンプールより少ない という点が挙げられます。 1.シンガポールに近い マレー半島の最南端に位置し、海峡を挟んで対岸はシンガポールです。 シンガポールとは2本の橋で繋がっています。 2020年にはシンガポール・ジョホールバル間に電車が通る計画ですのでアクセスは更に良くなります。 ジョホール州はシンガポールと経済的に大変強い繋がりがあります。 ジョホールに住みシンガポールで働くマレーシア人は10万人程居るとされています。 逆に多くのシンガポーリアンもジョホールに出入りしていて、 シンガポールと比較して物価が半分以下のジョホールで買い物、食事、ゴルフ等を楽しんでいます。 その数は毎月延べ100万人程度、年間で1,200万人程度と想定されます。 ・ファーストリンク(コーズウェイ橋) ・セカンドリンク 2.アジアと欧米をつなげる教育ハブに注目 2006年にマレーシア政府がスタートした南ジョホール州の経済発展の為の特別指定地域を イスカンダル計画地域と呼んでいます。 中国の深浅市が香港と経済的に一つになる事を目指し大きく発展したケースをモデルにし、 ジョホール州とシンガポール間でも実現しようとしています。 5つの地域に分けられ地域毎に重点産業と起爆的なプロジェクトが計画されています。 その1つにヌサジャヤ地区というエリアがあり、そのなかにエデュシティーと呼ばれる教育ハブ地区があります。 そこでは600エーカーにも及ぶ広大な土地に、海外の有名教育機関を10校以上誘致しています。 2012年秋には、英国本校の卒業生に英国皇室のウィリアム王子と結婚したキャサリン妃も名を連ねる、 名門寄宿学校「マルボロ・カレッジ・マレーシア」も開校しました。 シンガポールに駐在している多くのイギリス人家庭のお子様も通っています。 このエデュシティーの大きな特徴は世界的な高等教育機関(大学)を誘致している点です。 イギリスのニューカスル大学を始め、イギリスのレディング大学、イギリスのサウサンプトン大学、 シンガポールのラッフルズ大学など多くの有名大学が進出し、 アジアで世界の高等教育を受けられる教育ハブとしての役割を担うのに十分な準備が整いつつあります。 マレーシアにもこれまで、私立大学の多くは、複数の英、豪の大学と提携しておりましたが、 これらの名門校がアジアの地域に分校を作ったのはここ、ジョホール州のエデュシティーが初めてです。 特記すべきことは、エデュシティの大学で卒業した場合でも、英国など本国の大学卒業と同じ学位が手に入るところです。 一方、学費は欧米に留学するのに比べ、半分以下程度ですむというメリットがあります。 例えば、レディング大学イギリス本校では、イギリス国内およびEU居住者は文系、理系とも9,000ポンド/年(約157万円)です。 ところが、それ以外の地域の人は約15,000ポンド(約260万円)です。 これが、マレーシア校では約23,000RM(73万円)/年です。 3.留学費用が他の国に比べて抑えられる 2013年日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」によると、 保護者の52.8%が子どもに海外留学をさせたい(「留学させたい」+「条件が合えば留学させてもよい」)としていますが、 このうち77.6%が障害として「留学費用」の問題を挙げています。 海外留学をさせない(「考えたこともない」+「させることはできない」)という保護者の間では、 94.8%が留学費用を障害として挙げています。 イギリス留学に至っては半分以下という例は上記に挙げましたが、アメリカではどうでしょう。 州立4年制大学では年間約20,000ドル(約203万円)、 私立4年制大学では年間約30,000ドル(約307万円)が平均的な学費です。 つまりジョホールのエデュシティーでは、「学費の安さ+生活費の安さ」という経済的恩恵を受けながら、 世界に通用する学位が得られるというダブルメリットが得られます。