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石油精製・石油コンビナート（RAPID)プロジェクト
 

RAPIDプロジェクトとは、
国営石油会社トロリアム・ナショナル（ペトロナス）が
ジョホール州南部のペンゲランで計画しているプロジェクトで、
総コストは500億リンギ（1500億円）です。

トレンガヌ州ケルティにある同様な施設より
規模は大きくなる見込みだそうです。

精油や精油科学の他、天然ガス発電所の建設や
その他のO&G周辺産業が誘致されます。


現在、伊藤忠や、ドイツのエボニック　インダストリーズは
すでに石油化学事業の事業化調査に関する覚書を凍結しました。

開発地としてペンゲランが選ばれた理由については、
港の水深が20メートルと深い為、
大型タンカー（VLCC)や超型タンカー(ULCC)の寄港が
可能であるためだと言います。

ジョホール州政府がペトロナスの合弁相手となって、
土地を提供することになるということです。


現在は事業化調査の段階ですが、
1日当たり30万バレルの能力を持つ石油精製施設、
年間300万トンのエチレンやプロピレン、
C4,C5オレフィンを生産するナフサクラッカー施設、
石油化学施設、ポリマー・コンプレックスが想定されています。

石油精製施設は、マラッカ州とトレンガヌ州ケイティにある
既存の製油施設を合わせた生産能力を上回る見込みで、
精油科学施設のケイティとパハン州ゲベンの施設の能力を
上回る規模になると見込まれています。


第1期の規模は2,428ヘクタールにも上っており、
4万人の契約労働者の雇用、
5,000人の技術労働者の雇用が見込まれているということです。





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